DTPの環境

ハード(ハードウェア)

 DTPに必要なハードは、入力機器や編集機器、出力機器をあげることができます。入力機器としては、キーボードやマウス、カメラ、スキャナーが主なものです。編集機器は、パソコン。出力機器は、ディスプレイやプリンターといったところです。状況により必要な機器は、さまざまな組み合わせを想定することができます。

ソフト(ソフトウェア)

 まず、パソコンでさまざまな機能を実現させるため、基本ソフト(OS:Operating System)として、アップルの「macOS」や、マイクロソフトの「Windows」などが必要になります。

 つづいて、DTPデータの素材を処理するソフトが必要です。文字については、OSに付属している「テキストエディット」や「メモ帳」のほか、さまざまなテキストエディターやワードプロセッサーが利用されます。

 画像の中でも、写真のようなビットマップデータの処理や作成には、アドビの「Photoshop」、図表やイラストやといったベクターデータの作成には、アドビの「Illustrator」が広く使われています。
 頁物(ページもの)のレイアウトでは、アドビの「InDesign」やクォークの「QuarkXPress」などが使用されます。また、端物(はもの)のレイアウトで多く用いるのは、Illustratorです。

 このほか、「フォント管理」や「データ圧縮解凍」「PDFデータ作成」など、さまざまなソフトが利用されています。